みなさんは【駒込】と聞くとどのようなイメージがありますか?「どこにあるの?」とか「住宅街や学校が多くある地域?」などイメージはさまざまです。
東京都の文京区、豊島区、北区の3区にまたがるエリアの駒込はマイナーではありますが、実は穴場スポットが盛り沢山!いつもとは違うエリアで新しい発見があるかも!?
<目次>
□駒込ってどこにあるの?
□山手線に踏切があるって知ってた?唯一の踏切を見てみよう!
□国の特別名勝「六義園」を散策しよう
□名探偵浅見光彦になって霜降銀座商店街をミステリウォーク
□洋館とバラの庭園「旧古河庭園」で和洋調和を楽しもう
駒込ってどこにあるの?
駒込は、東京都の文京区と豊島区、北区の3つの区が隣接する街です。JR山手線と東京メトロ南北線が乗り入れているので、交通アクセスもとっても便利!
山手線の田端駅と巣鴨駅の間にあるので、若い人が少なくおじいちゃんおばあちゃんが多いようなイメージがある方も多いのでは。
駒込駅の北口を出て左手に向かえば閑静な高級住宅街で知られる文京区本駒込6丁目エリア、右手に向かうと学校や商店街で賑わう豊島区や北区のエリアがあります。
新宿や渋谷はお洒落なお店や観光スポットも多くありますが、いつも人が多くせっかくの買い物や観光もイライラしてしまいがち。
時には人混みを避けゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。駒込は緑も多く、実はお洒落なカフェも多くあるのです。
また、下町情緒溢れる商店街もあり美味しい物を食べながら散策も楽しいものですよ。
山手線に踏切があるって知ってた?唯一の踏切を見てみよう!
山手線も乗り入れる駒込には、山手線唯一の踏切があるのをご存知でしょうか。山手線自体に踏切なんてあるの?と思われる方もいらっしゃるのでは...
田端駅と駒込駅の間に「第二中里踏切」という山手線唯一の踏切があります。以前は、目白と池袋の間にも踏切があったそうですが、現在は廃止されています。
山手線に乗っていても一瞬に通り過ぎてしまうため気付かない人も多いようです。実際に踏切の近くへいってみると、目の前を電車が通るので迫力があります。
鉄道ファンにはよく知られた撮影スポットでもあるので、一度拝見してみては。
国の特別名勝「六義園(りくぎえん)」を散策しよう

山手線駒込駅の北口改札を出て本郷方面へ向かって歩くこと約7分。国指定の特別名勝
「六義園(りくぎえん)」に到着です。江戸時代を代表する大名庭園のひとつ。春は桜、新緑の夏、秋は紅葉、雪化粧の冬と四季折々の自然を感じることのできるとても綺麗な庭園です。
公園の真ん中には大きな池があり、その周りを散策できるようになっています。お花や池の鯉などゆっくりと見物しながら散策するのがオススメ。
庭園の木々はとても綺麗に手入れがされているので、どの角度からも素敵な写真を撮ることができますよ。

■茶屋で抹茶と和菓子でほっこりタイム
六義園を散策していると、ちょうど真ん中辺りに吹上茶屋というお茶屋さんがあります。抹茶と和菓子のセットや甘酒などを頂けますよ。
季節の花をかたどった和菓子は可愛くて食べるのが勿体ないほど。抹茶と合わせて510円とお手軽に楽しむことができますよ。
六義園は、桜と紅葉の時期はライトアップをするので夜も楽しむことができます。昼間とは異なり、ライトアップされた桜や紅葉はとても幻想的でロマンティック。
カップルのデートにオススメです。但し、ライトアップは毎年人気のイベントでもあるので、混雑時は駅近くまで並ぶこともありますよ。
並んで見物するだけのものはあるので、機会があれば夜の六義園楽しんでみてくださいね。
◎「六義園」
開演時間:9:00-17:00
休園日:12/29-1/1
入場料:一般300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内の中学生は無料
※団体割引等各種割引あり
※2018年10月現在

★オススメカフェスポット「ウズナオムオム駒込」
原宿に本店を構える人気のパンケーキ屋さん「ウズナオムオム」が六義園のすぐ近くにあります。
駒込店にしかない「おからのパンケーキ」は、卵・牛乳・小麦粉を使わないグルテンフリーのパンケーキです。
地元駒込のお豆腐屋さんから仕入れたおからで作っているのも魅力です。季節のフルーツを使ったマンスリーパンケーキもオススメ。
ふんわりサクッと食べられるパンケーキは病みつきになること間違いなしです。
名探偵浅見光彦になって霜降銀座商店街をミステリーウォーク

山手線駒込駅の北口改札を出て右手へ進んでいき、坂を下りながら道なりに5分程進んでいくと霜降橋の交差点が見えてきます。
その交差点のすぐ手前にあるアーチ型の「しもふり」の看板が入口の目印。
全長約250メートルの商店街には、スーパーや八百屋さん、肉屋さんに魚屋さん、お花屋さん、生活雑貨店、パン屋さん、美容室など活気のある商店街です。
美味しい物を食べ歩きながらの散策も楽しめます。
■毎年5月は商店街をミステリーウォーク
作家内田康夫さんの人気小説「名探偵 浅見光彦シリーズ」の主役である浅見光彦がこの地に住んでいるとされています。
その縁から、この霜降銀座商店街もこのイベントの舞台のひとつとされているのです。
小説に出てくるお店や駒込周辺の庭園や街角に用意されているヒントを探し、自ら探偵となり手帖に書いてある謎を解明していくというイベントです。
ミステリー手帖はJRの駅や商店街に用意されています。もちろん、イベントが開催されていない時もいつも商店街は賑やかです。
本格的な紅茶やコーヒーが飲めるお洒落なカフェや下町情緒あふれる生活雑貨屋さん、美味しいメロンパンやお肉屋さんが作るフライなど食べ歩きも楽しめますよ。
昔懐かしさが漂い、小さなお店が立ち並ぶ商店街はワクワクした気持ちになります。
◎「霜降銀座商店街」
アクセス:JR山手線駒込駅、東京メトロ南北線駒込駅より徒歩約5分
洋館とバラの庭園「旧古河庭園」で和洋調和を楽しもう

霜降橋交差点を更に奥へ道なりへ進み、坂を越えて左へ曲がると旧古河庭園が見えてきます。
旧古河庭園は、春と秋に咲く約100種類バラと大正ロマンを感じさせる洋館と洋風庭園、枯山水をあしらった日本庭園を楽しむことのできる珍しい庭園です。
洋と和が見事に調和し、バラのほかにも紅葉や新緑、日本庭園にある滝や池を見物しながらゆっくりと散策を楽しめます。
高台になっている北側エリアには洋館と洋風庭園を楽しめ、展望スポットから南側の低いエリアにある日本庭園を見下ろすことができ、その景色もまた最高です。
都内にこんな場所があったのかと思うほどの驚きと感動がありますよ。
■散策に疲れたらバラスイーツを堪能
洋館の1階にはティールームが設けられていて紅茶とスイーツを楽しむことができます。洋館から見える洋風庭園の景色はとっても綺麗ですよ。
通常、洋館は事前予約をすれば館内全体を見学することができます。見学予約をしていない場合は、ティールームで洋館の雰囲気を味わうことも可能です。
また、庭園の売店ではローズケーキや花びら羊羹などのお手軽スイーツも楽しめます。
旧古河庭園では、春と秋にバラフェスティバルが行われます。洋館をバックに満開のバラが咲く洋風庭園はなんとも言えない美しさです。
バラの時期以外も、日本庭園では新緑に紅葉と四季を楽しめるので、いつの時期に行っても都内にいながらも自然を感じることができますよ。
◎「旧古川庭園」
開園時間:9:00-17:00
休園日:12/29-1/1
※年度により休園日の設定があります
無料入園日:みどりの日(5/4)・都民の日(10/1)
入場料:一般150円、65歳以上70円、小学生以下及び都内の中学生は無料
※団体割引等各種割引あり
※2018年10月現在
◎「旧古川邸」
洋館内の見学は往復はがきでの事前申込が必要です。予約人数に達していない時には当日先着での募集を行なっています。
詳細は下記URLをご確認下さい
http://www.otanimuseum.or.jp/kyufurukawatei/
※2018年10月現在
六義園と旧古河庭園共通チケットでお得に散策しよう!
六義園と旧古川庭園との距離はわずか1.6km、徒歩で17分ほどなのでどちらも散策する人も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが2つの庭園を巡ることのできる共通チケットです。チケット価格は、一般400円。50円ではありますがお得に2つの庭園を回ることができますよ。
リーズナブルな価格で駒込周辺の散策を楽しんでみましょう。